オーディション。
舞台俳優に限らず、俳優を目指すものには避けては通れない最大の関門です。
またオーディションは、ビックスターになれるかもしれない最高のチャンスでもあります。
今売れているほとんどの俳優は、とても厳しいオーディションをいくつも突破してきたから今がある、と言っても過言ではありません。
そんな厳しいオーディションですが、そもそもなんでやるんでしょうか。
そのオーディションに受かるにはどうしたら良いのでしょうか?
オーディションを受けるまでの準備や、オーディション会場ではなにをしたらいいのか、あなたがオーディションに受かるためのヒントを解説していきます。
オカポンよ。落ちても落ちても、チャレンジし続けるぞな!いつの日か道は拓けるぞなもし!
オーディションは緊張するし、受かる気がしないだす。
勇気を出して受け続けるぞな!
オーディションに受かるにはどうしたらいいの?!
そもそもオーディションってなんでやるの?
オーディション。その言葉を聞くとあなたはどんな情景を浮かべるでしょうか。
「オーディション、緊張するなぁ」
「オーディションに受かったこと、ないんだよね」
「審査員の目が気になって実力を出せたことがないよ」
などとあまりいい思い出がない人もいるのではないでしょうか。
また、
「あのオーディションに出会っていなかったら今の自分はなかった」
「オーディションがあったからあこがれの舞台に立つことが出来た」
「あの監督に出会ったから仕事がつながっていった」
オーディションがひとの成長や縁をつなぐこともあります。
オーディションは演出家や脚本家、作曲家などのクリエーターやプロデューサーが、いい俳優に出会うためにやります。
審査をする人は、とても短い時間の中で、オーディションを受けに来た俳優の才能を見極めることが要求される大変な時間です。
オーディションに出たほうがいいの?
オーディションにはできるだけ出ましょう。
あなたの才能や特技を知ってもらうチャンスです。
さまざまなオーディションがありますが、クリエーターやプロデューサーは様々な作品に関わっているので、同じ人達に会うことも多いはず。
オーディションに数多く出ていると、スタッフやプロデューサーに顔を覚えられることのなります。
一方、オーディションは真剣勝負の場でもあるので、持てる力を最大限に発揮することが重要です。
オーディションは自信を持って受けましょう。
そしてオーディションでは、その作品のキャラクターに合う人を探しているのです。
それはもしかしたらあなたかもしれない。
オーディションが怖い、緊張してしまう、受かりっこない、なんて思わないで受けられるオーディションがあったらできる限り挑戦しましょう。
自信を持つにはどうしたらいいの?
「オーディションにいくと受かる気がしなくて急に自信がなくなる」
「とても緊張するので自分本来の力が出ない」
「間違えたらどうしようと思うと固くなってしまう」
オーディションを受けたいけど、自信がない。
受けても受かる気がしない。
審査員の前でちゃんとできるか自信がない。
わかります!
では、自信を持つにはどうしたらいいでしょうか。
レッスンに通う
オーディションとひとことで言ってもさまざまな種類があります。
映画であったり、ストレートプレイの配役オーディションであったり、ミュージカルのオーディションであったりさまざまです。
事前に情報がない、台本も原作もない映画のオーディションはその場で与えられたセリフや要求をこなしたりします。
芝居の舞台ならば、セリフを喋ったり、ダンスのふりつけがあるかもしれません。
ミュジカルの場合は踊りと歌がセットになっていたりします。
ダンスも歌も芝居も、レッスンがあります。
それぞれどんなレッスンがあるのか見ていきましょう。
歌のレッスン
歌のレッスンは、呼吸法、発声法、ソルフェージュ、歌い方、楽典、音楽の理解など多くを学ぶ必要があります。
グループレッスンと個人レッスンがありますが、ソルフェージュや楽典以外は個人レッスンを受けましょう。
歌の技術はレベルが上がるまでに時間がかかります。
個人レッスンは値段が高い場合が多いです。
歌は個人レッスンでしか技術は上りません、と言い切っていいほどです。
歌は時間をかけたら必ずうまくなります。
はじめのうちは先生が何を言っているのかわからないかもしれませんが、あきらめないで続けていると、ある日突然歌えるようになる、ということがよく起きます。
歌の習熟度は成功曲線に沿って出てきます。
短期間に集中するよりも、ある程度時間をかけて自分にあっている先生のレッスンを受けていきましょう。
芝居のレッスン
芝居は個人レッスンではなく、複数人数でのワークショップ形式がメジャーです。
マイズナーテクニックなどの繰り返し練習や、ジャック・ルコックのルコック・システム。
戯曲の短いシーンを取り出してシーンスタディーをする形など様々です。
芝居を作る過程である程度プロットを決めてインプロビゼーションでセリフを構築していく演出家もいます。
また、映画の監督がキャスティング目的でワークショップとオーディションを合わせて行う場合もあります。
芝居のレッスンはこれが正解というものがありません。それだけにさまざまな種類のワークショップがあります。
どれに行ったらいいかわからない場合は自分の受けてみたいものから選んでみましょう。
ダンスレッスン
ダンスはすべての基礎に通ずるバレエ、ミュージカルの舞台で必要になるジャズダンスやコンテンポラリーダンス、最近のミュージカルでも取り入れられてきているヒップホップなどジャンルは多岐にわたります。
この全てをマスターするのは大変ですが、どれか一つから始めて、そこから自分が進もうと思っているダンスのジャンルを取り入れてみてください。
バレエをやっていたら、ジャズダンス、コンテンポラリー、シアターダンスにも役立ちます。
ヒップホップはワックやフリースタイル、ハウスにも通じます。
作品を調べておく
受ける作品があらかじめわかっていればその作品を調べておくと、理解が深まります。
特に海外戯曲の翻訳劇のオーディションの場合はその作品や作家の作品に触れておきましょう。
その作品はどんな内容か、その作品と関わりのある他の作品は何か、作られた背景は時代でどんな事があったのか。
歴史物など史実に基づいたものなら歴史についても知っていたほうが良いです。
オーディションではほんの数行のシーンしか渡されないかもしれませんが、時代背景やもとの戯曲を理解していれば
セリフに説得力が出てきます。
そして演じる自分自身にリアリティが出ます。
受ける作品がオリジナルの新作ならば、演出家や監督の作品を調べてくことをおすすめします。
出版されている本や映像を見ることができれば見ておきましょう。
演出家や監督の考え方や哲学を知っておくことは作品理解に大いに役立ちます。
しっかりとした練習を積んでおく
レッスンに通うことが日常化してきたら、自分自身でもしっかり練習をしておきましょう。
レッスンは日頃の練習を先生の前で確認する場所です。
しっかり練習を積んでおくとレッスンに行くたびに新たな発見があることでしょう。
練習の数をこなすと自分の調子がわかってきます。体の調子は毎日違います。
その時の自分自身がどんな状態なのかがわかると、オーディション当日がたとえ調子が悪くてもある程度のパフォーマンスが出せます。
ですので、調子が良い時も悪い時も恐れずに練習を積みましょう。
そのうちに調子を崩すことが少なくなってきます。
自分のルーティーンを作っておく
レッスンに通い、自分で練習をしていくと、自分が何をしたら良いパフォーマンスが出せるかがわかってきます。
また、調子を崩した時にどうしたらよい方向にもっていけるかわかってきます。
誰にとってもオーディションは特別な場所です。
その場に行った時に普段の自分の実力を出すには何をしたら良いか、どんな準備が要るかを知っておきましょう。
ここでいうルーティーンは何も特別なことをするわけではありません。
普段の自分のウォーミングアップやストレッチを普段と変わらずにやっていると自然と心も落ち着いてきます。
リラックス効果があるじぶんのウォーミングアップを作っておきましょう。
オーディションの場が、自分の「場」になります。
多くの俳優がやっているルーティーンをお伝えします。
ストレッチをする
オーディション会場についたら落ち着ける場所を探してストレッチをするようにしています。
ストレッチメニューはダンスレッスンなどでやっている自分にあっているものです。
なるべくゆっくりした呼吸に集中して、静かにストレッチをしていきます。
自分の体は、今どうなっているのか、気持ちは急いているのか、落ち着いているのか感じながら、ゆっくり呼吸をします。
そうすると呼吸が行き届いて、身体が伸びるごとに気持ちが落ち着いてきます。
顔のストレッチ
身体のストレッチがある程度終わったら、顔のストレッチをします。
体の筋肉が緩んでも、意外と表情筋は硬いままだったりします。
表情筋が硬いと自然な笑顔が出なかったり、セリフを喋るときにもなめらかに喋れなかったりするので、表情筋をほぐしておくようにしています。
顔のマッサージをしたり、目、口、頬の筋肉、鼻の周り、頭皮をゆっくり動かしていきます。
表情筋を動かすごとに気持ちもリラックスしていきます。
リラックスしながら意識ははっきりしてくるので知覚もはっきりしてきます。
呼吸を整える
身体がほぐれてきたら呼吸を大きくとっていきます。
体のすみずみまで息を届けるつもりで深呼吸します。
発声法にも関係しますが、息を身体の深くまで入るようにゆっくり呼吸します。
深呼吸することで、より気持ちもリラックスします。
大きいストレッチ
立って体を大きく動かすように大きいストレッチをします。
体全体で伸びをするようにしたり、小さく縮こまって収縮したり、ボールを遠くに投げるような動きをしたり、床に溶けるように寝そべったりします。
そうすることでじょじょに身体に引っ張られるように感情が動いてきます。
リラックスしているばかりでは気持ちがピンと張りません。
大きいストレッチをすることで、感情も呼び覚ましていきます。
オーディションの部屋に入ったら
いよいよ自分の順番が来てオーディションの部屋に入ります。
中には審査員を始め、その作品に関わるスタッフが一同に介しています。
そこは誰しもが緊張する場所です。
この部屋に入った時には何をしたら良いのでしょう。
明るい笑顔
審査をする人は2~3分という短い時間の中でその作品に合う俳優を見つけ出さなければいけません。
ダンスや歌の審査の時には、審査員からの指示があったりなど、よほどのことがない限り硬い表情を求められることはありません。
オーディションの審査のときには緊張のあまりか、もっと自分を良く見せようと頑張ってしまうためか、表情が硬くなってしまう人が多いです。
それではとてももったいない。
歌をうたうときにはたとえ悲しい歌だったとしても笑顔で歌ったほうが表情も感情もあふれてきますし、ダンスは表情が硬いと身体まで固くなって柔軟な表現ができません。
真剣に踊っているのと、緊張しながら踊っているのでは出てくるパフォーマンスが違います。
ムリに笑うことはありませんが、笑顔で演じたほうが気持ちにも余裕が出て身体もほぐれていきます。
審査員もその一瞬に集中して見ているので、笑顔で受けている俳優に目がいきます。
しっかりあいさつをする
オーディション会場で審査をする部屋に入るとだいたい目の前にテーブルが並べられていて、審査員が座り、その横にプロデューサーや制作スタッフが並んでいます。
審査が始まる前は受ける方はもちろん審査員も緊張感に包まれます。
そこで明るい声であいさつをしてみましょう。
審査員は基本的にフレンドリーです。あなたの才能や個性を見たいと楽しみにしています。
あいさつをするのは審査員にあなたの顔と声を届けること、あなたの存在を知ってもらうこと、そして声を出して自分の緊張をほぐすことです。
大きなはっきりした声を出すと身体が反応してスイッチが入ります。
人は入れるよりも出すことで気持ちが開放されます。
しっかり声を出すことは意外に大変のものです。
身体全身を使うつもりで声を出すと発声する筋肉が起きます。
身体が動き出すと緊張感もほぐれます。
そしてあいさつですので、相手がいます。
その相手はこれから審査をする審査員です。
あいさつをすることによってあなたは審査員に自分をプレゼンすることが出来ます。
あなたのプレゼンは審査員に届くかもしれないし、届かないかもしれません。
でもあなた自身にこれからオーディションをしますよ、という宣言になります。
あいさつをすることによってその場の空気を自分の味方につけて、身体も気持ちも前向きになります。
審査員も人間です。
しっかりコミュニケーションをとってくれると嬉しいものです。
自然体で思う存分課題をこなす
いよいよ自分の番が来ました。
ここまできたらあとは自分の実力を出すだけです。
今までやってきたこと、練習を積んだこと、自分の体を信じて、目の前の審査員を味方につけて存分に課題をこなしましょう。
その時のあなたは、もしかしたら調子が良くないかもしれません。
でも、調子が良くなかったとしても、そんな自分を認めてあげてできることをやりましょう。
調子が悪いことに集中すると、どうしても自分に意識が向いてしまって眼の前の課題と向き合えません。
そんなときこそ全力で自分を表現しましょう。
審査員はあなたの味方です。存分に自分自身をプレゼンしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
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受けても受けてもオーディションに落ちるだす。ショボン。